映画「春色のスープ」


第20回全国生涯学習フェスティバル記念事業として、福島県主催のもと、県民が演じ県民が制作し県民が支える映画というコンセプトでスタートした作品。
シナリオハンティング、出演者オーディション、ロケーションに至るまで、多くの県民の方々が映画スタッフと話し合いを重ね、製作していった、文字通りの「県民参加型映画」である。

物語は、思春期の不安と苛立ちの真っ只中にいる少女が、全盲の少年との出会いを通じて精神的に成長していく姿を描いている。
福島の美しい自然と素朴な人情、そして、福島県出身の詩人・長田弘の詩が物語のエッセンスとなり、心温まる作品となった。
本作は、人気映画『崖の上のポニョ』、『旭川動物園物語』と並んで児童福祉文化賞推薦作品に選ばれ、劇場公開の他、NHK総合(東北6県)でも放送され大きな反響を呼んだ。
東日本大震災以前の福島の豊かな自然と地域社会を描いており、今も各地で上映活動が続けられている。

ストーリー


福島県のとある地方都市。 高校生の桃子は、父親と離婚した母に反発し顔を合わせれば対立していた。学校での授業はうわの空、夜は仲間たちと街で騒ぎ、校則で禁止されているレストランでのバイトをする毎日を過ごしていた。

そんなある日、桃子は福島ローカルのFMラジオ番組から流れてきた詩の朗読に聞き入ってしまう。それは、長田弘の「最初の質問」という詩であった。 それから数日後、バイトの休憩中に詩集を読んでいた桃子は先輩ウエイトレスの三津子から盲学校での詩の朗読を頼まれる。 始めは戸惑っていた桃子だったが、強引な三津子に手を引かれ盲学校に行くことに。

そして彼女が選んだ詩は長田弘の「最初の質問」であった。 始めは緊張していた桃子であったが、しだいに詩の世界に入り込み、生徒たちも朗読に引き込まれていく。 朗読が終わり、顔を上げた桃子は教室の外に一人の高校生の姿を目にする。 彼は、盲学校に通う高校生の亮太であった。二人は、同じラジオ番組を聞いていることで急速に距離を縮めていく。そして、桃子と亮太は仲間たちと一緒にスキーに行くことになるが、そこで事故を起こしてしまい…。

キャスト


佐津川愛美 鈴木砂羽 栩原楽人 美保純 池内万作 国広富之 鶴見辰吾 ほか

インフォメーション


・平成21年度児童福祉文化賞推薦作品
・厚生労働省特別推薦
・全国PTA連絡協議会推薦

第20回全国生涯学習フェスティバル記念事業
2008年 カラー35ミリ ビスタサイズ 95分

© 2008 映画「春色のスープ」製作委員会

公開中の映画

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